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ぽんぽこの元になった都市伝説2 阿波狸合戦とは― [平成狸合戦ぽんぽこ]

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平成狸合戦ぽんぽこ

ぽんぽこの元になった伝説!都市伝説:続き

さて、奉公に来てから何年か経ち、金長は
自分はまだ無位無官の若造なので..
と言い、狸としての位を高めるため、子分の藤の木の鷹(ふじのきのたか)と共に、名東郡津田浦の化け狸・六右衛門(ろくえもん)に弟子入りした。

六右衛門は四国の狸の総領であったが、人を化かして物を奪うなどの悪事を働く狸であった。

六右衛門は噂に聞く金長の才覚を早くも見抜き、案の定、厳しい修行の最中でその才覚はめきめきと伸びていった。
子分の鷹ですら、六右衛門の息子の千住太郎(せんじゅたろう)を上回るほどだった。

六右衛門は密かに金長を恐れ、今の内に身内に加えようと考えた

丁度、六右衛門の娘の小安姫(こやすひめ)が金長に恋焦がれていたこともあって、金長に対し、小安と結婚して自分の養子として跡を継ぎ、千住太郎の後見人になることを勧めた。
しかし金長は、
茂右衛門への恩を返すまでは他のことに気を使えない」として辞退。
殊勝な言い分に六右衛門も反論できず、日開野へ帰っていく金長と鷹を見送るしかなかった。

しかし六右衛門配下の狸たちは、金長をこのまま帰してはいずれ大きな脅威に育つ、身内に入らないのなら片付けるべき!と助言。
それに頷いた六右衛門は、数十匹の刺客狸を放ち、金長たちを追わせた。

だが金長を慕う小安からの報せで闇討ちを知った金長は、追っ手を撃退
さすがは腕に覚えのある金長たちではあったが、2匹では多勢に無勢。
鷹は殺されてしまい、かろうじて金長のみが日開野へ逃げた。


ー緊迫する展開、そしてとうとう弔いの狸合戦が始まる―!


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